太田あやさんの「東大ノート術」をどう活用するか?
太田あやさんの「東大ノート術」を読みました。
タイトルが「東大ノート術」とあると、
- あー、「また単なるマーケティング的に東大使ってるな」、
と良く知っている人は思うのかもしれません。
でも、この本の論点はそこではないと思うんです。
東大だろうが、スタンフォードであろうが、ハーバードであろうが、
- 大事なのは、結果を出す上で、このノート術が使えるかどうか
だと思うからです。
それは、受験生だろうが、社会人だろうが、主婦だろうが、目的は違えど変わらないと思います。
ここでは、「このノート術(東大ノート術)をどう活用するか」という観点から考えてみました。
ノートを利用する対象者と情報の価値
ノートの書き方はいろいろ本や情報、商品が出回っていて、情報が飽和しちゃっている感じがしますが、
- 誰が使うかによって、情報の価値も変わってくる
ように思います。
対象者でいうと、
- 子ども(就学前から小学生くらい)
- 少しお兄さんお姉さん(中学生から高校生)
- 大きなお兄さんお姉さん(大学)
- 大人(社会人、主婦など)
とかですかね。
「保護者」という対象者
対象者の中でも、やはり気になるのは「子ども」です。
子どもは、どんなノートをどう使ったら良いか知りません。
ですから、
- 親や周りの人がノート選びの手伝いをしてあげないといけない
と思います。
そうすると、対象者には「保護者」も入ってきます。
保護者にとっては、
- 子どもにどんなノートを買ってあげるのか?、
- どう使うようにアドバイスするのか?
を知っている必要が出てきます。
ここ、すごく大事なポイントになると思うんです。
どんなノートを子どもにすすめる?
子どもにどんなノートを買ってあげるのか?
これまで見てきた中で、面白いなと思ったのは、「コーネルノート」です。
使い方がとても分かりやすい。
具体的には、ノートを3分割して、
- メイン
- コメント
- 要約
というように、
- どこに何を描くか迷わないようにしている
点が魅力かなと思います。
我が家でも、コーネルノートを使っていた時期があり、とても使いやすいと正直思いましたが、続きませんでした。
書く欄が決まっていることが、逆に、何か書かなければというプレッシャーになってしまったり、その結果、書くことが面倒くさくなってしまったから、というのが理由かなと思います。
この辺は、メリットにもデメリットにもなるのかなと思います。相性というのもあるのかもしれません。
使いやすいノートであることは間違いないので、一度手にとってはみてはどうかと思います。
いろいろなノートにチャレンジして、東大式にたどり着く
その後も、ライフの罫線入りノートや方眼ノート、ツバメノート、ドットノートなどいろいろ使いましたが、ぱっとしません。(個人的に使いこなせなかったと言うべきかもしれませんが、、、)
その頃、そもそも、ノートを見返すこともしていなかったと思います。
そして、今回の「東大ノート術」に出会い、ハッとさせられます。
特に、
- ノートは目的別であること
- シンプルに見開きで3分割して使うこと
という点です。
ノートは目的別であること
学生時代であれば、
- 授業ノート
- まとめノート
- 解法ノート
社会人であれば、
- 会議ノート
- まとめノート
- 成功事例ノート
に応用することができる、というところに魅力を感じました。
効率的、効果的なノートの取り方は、受験でも社会人でも普遍的なものなんだと感じ、俄然やる気になりました。
シンプルに見開きで3分割して使うこと
そして、書き方が、非常にシンプル。
ノートは見開きで使います。
例えば、「まとめノート」であれば、左ページに内容を書く。
そして、右ページは縦に半分に折って(折り目を付けて、線を引いてもいいのでしょう)、左側には「気づいたこと」、右側には「行動すべきことなど自分に向けたメッセージ」を書くことになっています。
(「空、雲、傘」みたいな感じではありますけど、もっと気軽に取り組める感じが良いです)
最後に
- 目的がはっきりしている
- ノートの使い方も基本3分割
この2つのことだけ意識すれば良いのだと思うと、本当にやる気にさせられました。
もちろん、受験では、さらに細かいスタディハックともいうべきノート術があるのでしょうが、我が家としては、社会人、子ども、それぞれにとって、このノートが今ベストかなと思いました。