【キッズテニス】6歳児の横振りを矯正する簡単な練習法
子どものテニスを見ていると、どうしても横振りしてしまうことが多いんてす。
この通称(?)「野球打ち」の場合、多くの子どもは、「引っかかる」打ち方になります。
つまり、フォアハンド(右利き)の場合であれば?極端に左方向にボールが飛んでいきます。
我が子も、もうほぼ真横にボールが飛び、隣のコートに何度ボールを取りに行ったことか、、、
これ、放っておくとこうなります。
なので、レッスンでも指導の中心的な内容になってきます。
キッズテニスにおける横振りの解消は大きな課題なんですよね。
それで、レッスンでコーチがどのように指導するかというのが、今回の内容になります。
とっても簡単な方法なので、ぜひ最後までお読みください。
簡単にポイントを列挙すると、
- 一歩打ちをしない
- ラケットは前へ押し出す
- くるくる回らない
- 練習はシャドウとリアルを交互に
具体的に説明します。
一歩打ちをしない
大事なことは、ボールとの距離感です。
キッズはこれがとても苦手です。
ボールとの適切な距離でボールを捉えるためには、足を小刻みに動かして、ボールに近づいていくことが必要です。
ところが、実際にやってみると、自分がいるところから、ボールのところは移動するのではなく、大きく一歩踏み出してボールを打つという、通称「一歩打ち」をする子どもがいます。
右利きのフォアであれば、踏み込む左足を大きく伸ばして、よいしよっと!と足を置いて打つ!わけです。
こういうキッズは、遠くのボールに対しては、しっかり走って行くのですが、一歩内の射程距離内では、見事に一歩打ちでボールを仕留めるわけです。
一歩内は正しいボールとの距離は取れませんから、自ずと野球打ちに近づきます。
まずは、この一歩打ちをやらないよう意識付けることから始めましょう。
声がけだけだと簡単には直らないのですが、ある方法で練習していると、改善していきます。
その練習方法は別の機会にご紹介します。
ラケットは前へ押し出す
さて、一歩打ちが解消されると、かなり横振り脱出の可能性が高まります。
大事なことはフォロースルーです。
横振りした時は、当然横にフォロースルーするのですが、正しいフォロースルーは「前へ」です。
ここの改善方法はいくつかありますが、2つご紹介します。
まず、打った球の軌跡をイメージする方法。
子どもに質問する形になりますが、横振りしたボールがどこに飛んで行くか質問します。
当然、横へ行くと答える、
次に前はフォロースルーした場合も聞きます。
当然、前に飛ぶと答えます。
このやり取りで、子どもにどういうスイングをするとどういうボールの軌跡になるか想像させるということです。
これが第一歩。
次に、正しいフォロースルーをイメージさせます。
具体的には、「腕を伸ばして行く」ように指示します。
つまり、インパクトのところから、まっすぐ腕を伸ばして行くことで、面を押し出して行くフォロースルーに近づきます。
これ、はたで見ていると、最初はとてもスイングには見えないかもしれませんが、確実にボールは前に飛びます。
腕伸ばすところは「エクステンション」と言ってもいいでしょう。
我が子も「エクステンション」を連呼されていましたから。
くるくる回らない
さて、前へ押し出す感覚が身についてくるときに、じゃまな動きがあります。
それは、フォロースルーの後に「くるくる回る動きをする」ことがあることです。
子どもは勢い余って、打った後にくるっと回ってしまうことがあります。
これが野球打ちに戻ってしまうきっかけになってしまいます。
打つ時にはしっかり止まらないといけないのです。
練習はシャドウとリアルを交互に
さて、実際、以上のように指導しても、実際にすぐにはできません。
そこで有意義なのが、シャドウとリアルという練習です。
最初にシャドウ、つまり素振りをさせます。
きちんと前へ押し出すスイングをしていればOK。
次にボールを実際に出します。
まっすぐ打てていればOK。
これを繰り返すことで、横腹が解消されていきます。
最後に
最後に今回の内容復習しますと、
- 一歩打ちをしない
- ラケットは前へ押し出す
- くるくる回らない
- 練習はシャドウとリアルを交互に
ということでした。
中でも、腕を伸ばして行くエクステンションの考え方は、ラケットを前に押し出していくイメージを定着させるのに良いと思います。
それから、シャドウとリアルも良い練習です。
これを繰り返すことで、素振りのときのように、実際のボールでも打てるようになってきます。
横振りの解消はコントロールに繋がっていきます。
子どもがコートにしっかり返していく姿を見ると、親としても感動する方もいるのではないてしようか。
子どもがテニスをしている、という実感を持つと思います。
ぜひ、参考になれば幸いです。