親は教えちゃダメ!子どもの国語力を伸ばす簡単な方法
子どもの国語力、伸ばしてあげたいと思っていますか?
国語は、社会はもちろん、算数や理科など、あらゆる勉強の基礎となるものです。
この国語力の基本となるのは「言葉」。なので、我が子の言葉の力を伸ばしてあげたいと考えている親は多いと思います。
麻布中学・高校の国語教諭である中島克治先生のお話しがとても参考になると思うので、感想をまとめたいと思います。
この記事では、子どもの国語力を伸ばすために、親は教えちゃダメ!ということの意味についても考えてみたいと思います。
親が教えるってどういうこと?
そもそも親が教えるというのはどういうことでしょうか?
教えるというと、学校やお教室の先生が思い浮かびますね。
親が教えるというのは、親が学校やお教室の先生の代わりをやるということでしょうか?
中島先生は、
- ドリル学習は意味がない
- 大事なのは親との共通体験
- 質問にすぐに答えない
- 子どもを頭から否定しない
- 要は親がコミュニケーションを楽しむこと
と言います。
これはどういうことでしょうか?
ドリル学習は意味がない
まずドリルです。
ドリルにはさまざまなものがありますが、繰り返し問題を解くことによって記憶の定着を促すというものが多いと思います。
時間を測ったり、1枚5分でやりましょうなど速さや効率を求めるものも多いです。
親もこれを真に受けて、早く問題を解くように急かしたり、5分以内でやるように子どもに求めてしまったりしますが、これは子どもからすれば、やらされ感が強いものになってしまいます。
中島先生は、
子どもからすればドリル学習はやらされる、仕方なくやる受け身の側面が強いものです。(略)
単なるドリル学習というものは、どうしてもただ覚えること、テストでいい点を取ることに重点が置かれます。そういう学習で得た知識は、子どもにとって「生きた知識」にはならないのです。
と言ってします。
これでは、子どもにとって、勉強が楽しいものにはなりません。
先生が言うように、結果、知識の定着にもならないのであればやる意味がありません。
さらに、ドリル学習には、子どもから考える力を奪うという弊害ももたらします。
ドリル学習で速く解く、5分以内で解くために子どもはどうするでしょうか?
答えを覚えてしまうのです。
繰り返し解くことで、ドリル練習は記憶をすることを求め、子どもが考える機会を奪っているのです。
この意味でも、先生がドリル学習が意味がないと言っているのも納得できます。
では、記憶に走らず、子どもの考える機会を与えて、言葉の力を伸ばすにはどうしたら良いでしょうか?
大事なのは親との共通体験
先生は、実生活の中での、親とのコミュニケーションと言います。
記事の中では、親子で植物園に出かけたときの親子の会話を例にあげています。
「これ、前に図鑑で見たよね?」「どんな花だっけ?」といった会話をする。
図鑑で見た知識を実物と結びつくと言う点が重要なのはもちろんですが、ここで大事なのは、親とのコミュニケーションです。
この親はもちろん「答え」を知っています。でも、親は答えを与えていません。「図鑑で見たよね」と子どもの思考を促しているのです。
子どもは図鑑で見て、この花のことは知っています。でも、図鑑と実物がすぐには結びつきません。
ここで親は答えを教えるのではなく、子どもが知っている図鑑の知識を引き出してあげるのです。
大事なことは、親子とのコミュニケーションです。子どもは知っているのです。親がやっているのは、ただそれを引き出してあげるだけです。
また、先生は、子どもが美しい夕焼けを見た時の親子のコミュニケーションを例に挙げています。
子どもがはじめて真っ赤な美しい夕焼けを見たとき、「綺麗」という言葉を知らなくとも子どもの心はすでに震えています。そして、そばにいる親が「綺麗だね」とつぶやいた。自分の心の震えと「綺麗」という言葉が重なり合う。そんな言葉を忘れるわけがありません。
ここで大事なことは、親は教えていないというとです。
ただ、綺麗だねと言っているだけです。
子どもにとって、自分の感情を言葉で表現することはとても難しいことです。
近くにいる親が、痛かったね、怖かったね、楽しかったね、綺麗だね、と感情を表現する言葉で声かけすることで、子どもの言葉は育っていきます。
親は教える必要はないんです。
質問にすぐに答えない
そして、先生は、質問にすぐに答えないこともポイントだといいます。
答えられることでもあえて答えず、「なんだろうね?」「うちに帰ったら調べてみようか」というふうに答えるのです。
これは、子どもに考える機会を与えるということを言っているのですが、大事なことはそれだけではないと思います。
親が一緒に調べてみようと言ってくれることが子どもには嬉しいんです。
親も知らないことがあるんだということが、子どもにとって安心感も与えるんです。
こうして、子どもは知らないことを知るということに安心を持って取り組むことができます。
ここがいちばんのポイントだと思います。
子どもを頭から否定しない
そして、この時に大事なことは、子どもを否定しないことです。
例えば、子どもが質問してきたときに、どう答えていますか?
先生はこう言っています。
子どもの言葉が間違っていると思っても否定してはいけません。また、子どもの言葉に親が本当に驚かされることもあるでしょう。
子どもが、質問してきたときに、「お母さんも気づかなかったなぁ。すごい」と言われたら、子どもどんな気持ちになるでしょうか?
子どもは、親が驚いている様子を見て、優越感を得ることができます。これが自信に繋がっていきます。
ここが大事なポイントで、子どもに対して、親が驚くこと、子どもに敬意を払うことが、子どもが自ら行動することにつながっていきます。
要は親がコミュニケーションを楽しむこと
そして、親のコミュニケーションが重要と言います。
子どもは「教えてもらっている」と思うと受け身になってしまい、学びに対する積極性を失います。
親は教える必要はないんです。
子どもの能力を信じて、言葉を引き出し、感情に寄り添い、そして子どもの大人にはない発想や能力に驚いてみせる。
そういう親の姿勢だけで、子どもは自発的に行動するようになるということです。
教えるではなく、引き出す子育て、やってみませんか?
最後までお読みいただきありがとうございました。
IKEAの収納ボックスSAMLA(サムラ)が優秀すぎる理由
SAMLA/サムラ シリーズ|IKEA【公式】家具・インテリア雑貨通販 - IKEA
我が家では、細々としたものから、タオルケットなどの大物の収納まで、IKEAのプラスチック製収納ボックスSAMLAを活用しています。
一番小さな5Lのもの
SAMLA サムラ ボックス, 透明, 28x19x14 cm/5 l - IKEA
様々なサイズがありますが、一番小さなサイズは、税込99円(本体のみ、2020年5月現在)と安価です。
もちろん、100均ショップに行けば、類似の収納ボックスはいくらでもあると思いますが、ただ安いというだけではありません。
我が家にとっては、
収納ボックスはSAMLA以外考えられない
くらい、必要不可欠なものとなっています。
ということで、イケアの収納ボックスSAMLAがいかに便利なのかを整理してみました。
いろいろなサイズがある
SAMLAは、サイズがたくさんあるので、収納したいものに合わせて、ちょうどいいサイズの収納を選べるのも魅了です。
写真はイケアのホームページでサイズ選択しているところです。
一番小さなサイズから、5L、11L、22L、45L、55L、65L、130Lまであります。
イケアホームページより
使わないときは、本体をスタッキングできるので便利
SAMLAは、蓋を使うと、積み木のように重ねていくことができますが、本体のみの場合は、スタッキングすることができます。
なので、我が家では、一番小さなサイズものをたくさん買っておいて、使わないときはスタッキングしてしまってあります。
下手をすると、どんどんものが増えてしまうということにもなりそうですが、予備があると何かと便利だと思います。
一番便利だと感じるのは、積み重ねられるところ
SAMLAは、イケアのホームページでは、「重ねられる収納ボックス」として紹介されています。
イケアのSAMLA/サムラ シリーズは、ボックスを重ねやすい形状になっているので、あまり場所をとらずにたくさん収納したい場合に最適です
いろいろと便利だなと感じるSAMLAですが、何と言っても、一番便利だと感じるのは、
専用の蓋(別売り)を使うと重ねられるところ
です。
様々なサイズがありますが、縦横のサイズが倍ずつ大きくなるので、サイズが違っていても、ぴったりと積み重ねていけるところが便利です。
透明なところも便利
これ、好みが分かれるところかもしれませんが、透明なところも便利な点です。
積み重ねていくと、出し入れはしにくくなります。
しかし、透明であれば外から何が入っているかすぐにわかるので、目当てのものをスムーズに取り出すことができると思います。
SAMLAの蓋は必要か?
SAMLAは、
- 本体と
- 蓋
でセットになっていますが、それぞれバラで買うこともできます。
我が家では、一番小さなサイズのものを、本当にたくさん使っていますが、蓋をせずに使っているものも多いです。
重ねて使用する場合は蓋が必要になりますが、蓋が必要ない場面も多いです。例えば、
重ねて使用する場合でも、一番上の収納ボックスには必ずしも蓋は必要ない
ボトルなど、収納ボックスよりも高さのあるものを収納するときは蓋はむしろ邪魔
など、蓋を買っても余ってしまうということも考えられます。
実際、我が家でも大量に蓋が余ってしまったことがありました。
ただ、これは主に一番小さなサイズのものの場合で、それよりも大きなものは上にさらに重ねて使うことも多いと思うので、基本的には、本体と蓋をセットで買った方が良い場合が多いかなと思います。
最後に
SAMLAは本当に便利なので、オンラインで買い物する機会があれば、ついでに注文するようにしています。
たくさん買っておいて、ストックしておくと、何かと便利です。
参考になれば、幸いです。
七田式のドッツカードは効果ある?毎日やるならドーマン式より七田式がオススメ!
七田式ドッツセット【フラッシュカード】 | 七田式公式通販
関連記事
この記事ではドッツカードについて詳しくご説明しています。七田式のドッツカードに興味のある方はぜひお読みください!
ドッツカードの生みの親ドーマン博士について
ドッツカードは、グレン・ドーマン博士の考案したドッツカードの取組みで、とても科学的かつ論理的です。
赤ちゃんに算数を教えるということについて、にわかに信じられなかった私でしたが、著書「赤ちゃんに算数をどう教えるか」(グレン・ドーマン、ジャネット・ドーマン著)の読後は、「絶対に生まれたばかりの赤ちゃん期から取り組ませるべきだ」と思わずにいられないほどインパクトのあるものでした。
著書によって知ることとなった赤ちゃんに関する「事実」はとても新鮮です。
たとえば、赤ちゃんは頭がいい、赤ちゃんは新しいものがすき、赤ちゃんは飽きやすい、赤ちゃんにとってドッツカードは絵本と同じといったことは、本当にその通りだと思います。
ドッツカードとは
そもそも、ドッツカードは、赤ちゃんに、数枚のカードをフラッシュ(1秒以内にカードを見せること)をするのですが、面白いのは、数字だけでなく数式(足し算など)もフラッシュするというところです。足し算であれば、「1たす1は2」などといいながら見せるということです。
以下の例では、表の「ドッツ」を見せながら、「4かける7は28」と読むわけです。
ちょっと不思議な感じがするかもしれません。
赤ちゃんが、数式、例えば「1たす1は2」、なんて理解できるのか?という疑問を持つ人も多いかもしれません。
しかし、数式を理解するというよりは、赤ちゃんにとっては「言葉に近い理解」ということなのです。
例えば、「私とあなたは友達」のような文章と同じだと考えれば分かりやすいでしょうか。
かえって分かりにくいでしょうか?
いずれにせよ、赤ちゃんは、数式ではなく、文章として理解しているということです。
だからなのか、毎日毎日、フラッシュをするときは、子どもは本当に楽しそうに待っています。
これ、やってみると実感しますが、本当に毎日楽しみにしているのです。
絵本の読み聞かせのときと同じなんです。
毎日飽きさせずに取り組む工夫
そして毎日飽きさせずに取り組む工夫があります。
赤ちゃんは飽きっぽく、そして赤ちゃんは新しいものが好きです。
だから、フラッシュカードは、毎回数枚しかフラッシュしないし(長々とやりません)、翌日は数字などの組み合わせを変えた別のカードの束を見せます。
飽きさせないための工夫です。
ドーマン博士のやり方
ここがポイントなのですが、ドーマン博士の著書の例をご紹介します。
最初の方に書かれているプログラムの例で、5枚のカードを2セット用意することになっているのですが、ここからがややこしい話になります。
5枚のカードは(例えば、)1~5と6~10までとします。
1セット目をフラッシュしたら、15分以上あけて2セット目をフラッシュ。1セットにつき3回フラッシュしたら終了。
とすると1日合計、2セット×3回=6セットやることになるわけです。
翌日は、カードを飽きさせないよう、各セット2枚新しくして、2枚外す作業を行ます。
例えば、1~5のカードは、3~7のカードに替えてセットにします。6~10は8~12のカードに替えてセットにします。そして、それぞれ3セットやります。
面倒くさくない七田式がおすすめ
これを淡々と続けていくわけですが、毎日カードをセットするのがなんといっても面倒くさい。
それに、15分以上あけてからフラッシュするというルールも管理しきれず、次第に面倒になる。
ドーマン博士は、やるべきことは明らかにしてくださったのだが、いかんせん、やる側の親がやりきれない。
そこで登場するのが、七田式ドッツカードなのです。
七田式ドッツカードについて
63日分がセットされたドッツセットは最強
七田式にもいろいろな教材が過去からあるが、ここで取り上げているのは、63日分がセットになった現行のドッツセットをご紹介します。そして、これが最強と思うのです。
これは、毎日フラッシュするカードが63日分セットされた状態になっているから、ドーマン式のようにカードをセットする面倒からは開放されます。
そして、フラッシュするのは1日1回でよいとされています。
ドーマン式と七田式で一番大きな違いに思えることの一つは、フラッシュの回数です。
七田式、本当に1回でいいのか?とも思います。
しかし、実際にやっていると1回が適正に思えてきます。
子どもの反応
先ほど書きましたが、ドッツに対する子どもたちの興味は、毎日驚くほど大きいです。
始まるのを今か今かと待ち構えています。
そして、あっという間に終わることで、また明日に向けて期待スイッチが入るという良循環になっているように思うのです。
しかも、七田式のカードは毎日、色や絵が違うところもポイントです。
これは、本当に子どもが喜ぶポイントです。
例えば、ピンク地で恐竜の絵が描いてあるカード。色合いもとても素敵なのだが、始まる前に、子どもと「今日は恐竜だねー。色の綺麗なカードだねー」などとコミュニケーションをとる際にも役立ちます。
最後に
とういことで、ドーマン式に興味はあるが実践ができないということで、七田式に取り組んでいるけれども、結果、子どもの食いつきも最高です、というお話でした。
こちらの記事もおすすめです。ぜひお読みください。
【分かりやすい】ドッツカードの効果的なやり方
七田式ドッツセット【フラッシュカード】 | 七田式公式通販
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ドッツカードの生みの親ドーマン博士について
ドッツカードは、グレン・ドーマン博士の考案したドッツカードの取組みで、とても科学的かつ論理的です。
赤ちゃんに算数を教えるということについて、にわかに信じられなかった私でしたが、著書「赤ちゃんに算数をどう教えるか」(グレン・ドーマン、ジャネット・ドーマン著)の読後は、「絶対に生まれたばかりの赤ちゃん期から取り組ませるべきだ」と思わずにいられないほどインパクトのあるものでした。
著書によって知ることとなった赤ちゃんに関する「事実」はとても新鮮です。
たとえば、赤ちゃんは頭がいい、赤ちゃんは新しいものがすき、赤ちゃんは飽きやすい、赤ちゃんにとってドッツカードは絵本と同じといったことは、本当にその通りだと思います。
ドッツカードとは
そもそも、ドッツカードは、赤ちゃんに、数枚のカードをフラッシュ(1秒以内にカードを見せること)をするのですが、面白いのは、数字だけでなく数式(足し算など)もフラッシュするというところです。足し算であれば、「1たす1は2」などといいながら見せるということです。
以下の例では、表の「ドッツ」を見せながら、「4かける7は28」と読むわけです。
ちょっと不思議な感じがするかもしれません。
赤ちゃんが、数式、例えば「1たす1は2」、なんて理解できるのか?という疑問を持つ人も多いかもしれません。
しかし、数式を理解するというよりは、赤ちゃんにとっては「言葉に近い理解」ということなのです。
例えば、「私とあなたは友達」のような文章と同じだと考えれば分かりやすいでしょうか。
かえって分かりにくいでしょうか?
いずれにせよ、赤ちゃんは、数式ではなく、文章として理解しているということです。
だからなのか、毎日毎日、フラッシュをするときは、子どもは本当に楽しそうに待っています。
これ、やってみると実感しますが、本当に毎日楽しみにしているのです。
絵本の読み聞かせのときと同じなんです。
毎日飽きさせずに取り組む工夫
そして毎日飽きさせずに取り組む工夫があります。
赤ちゃんは飽きっぽく、そして赤ちゃんは新しいものが好きです。
だから、フラッシュカードは、毎回数枚しかフラッシュしないし(長々とやりません)、翌日は数字などの組み合わせを変えた別のカードの束を見せます。
飽きさせないための工夫です。
ドーマン博士のやり方
ここがポイントなのですが、ドーマン博士の著書の例をご紹介します。
最初の方に書かれているプログラムの例で、5枚のカードを2セット用意することになっているのですが、ここからがややこしい話になります。
5枚のカードは(例えば、)1~5と6~10までとします。
1セット目をフラッシュしたら、15分以上あけて2セット目をフラッシュ。1セットにつき3回フラッシュしたら終了。
とすると1日合計、2セット×3回=6セットやることになるわけです。
翌日は、カードを飽きさせないよう、各セット2枚新しくして、2枚外す作業を行ます。
例えば、1~5のカードは、3~7のカードに替えてセットにします。6~10は8~12のカードに替えてセットにします。そして、それぞれ3セットやります。
面倒くさくない七田式がおすすめ
これを淡々と続けていくわけですが、毎日カードをセットするのがなんといっても面倒くさい。
それに、15分以上あけてからフラッシュするというルールも管理しきれず、次第に面倒になる。
ドーマン博士は、やるべきことは明らかにしてくださったのだが、いかんせん、やる側の親がやりきれない。
そこで登場するのが、七田式ドッツカードなのです。
七田式ドッツカードについて
63日分がセットされたドッツセットは最強
七田式にもいろいろな教材が過去からあるが、ここで取り上げているのは、63日分がセットになった現行のドッツセットをご紹介します。そして、これが最強と思うのです。
これは、毎日フラッシュするカードが63日分セットされた状態になっているから、ドーマン式のようにカードをセットする面倒からは開放されます。
そして、フラッシュするのは1日1回でよいとされています。
ドーマン式と七田式で一番大きな違いに思えることの一つは、フラッシュの回数です。
七田式、本当に1回でいいのか?とも思います。
しかし、実際にやっていると1回が適正に思えてきます。
子どもの反応
先ほど書きましたが、ドッツに対する子どもたちの興味は、毎日驚くほど大きいです。
始まるのを今か今かと待ち構えています。
そして、あっという間に終わることで、また明日に向けて期待スイッチが入るという良循環になっているように思うのです。
しかも、七田式のカードは毎日、色や絵が違うところもポイントです。
これは、本当に子どもが喜ぶポイントです。
例えば、ピンク地で恐竜の絵が描いてあるカード。色合いもとても素敵なのだが、始まる前に、子どもと「今日は恐竜だねー。色の綺麗なカードだねー」などとコミュニケーションをとる際にも役立ちます。
最後に
とういことで、ドーマン式に興味はあるが実践ができないということで、七田式に取り組んでいるけれども、結果、子どもの食いつきも最高です、というお話でした。
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4歳からドッツカードを始めた6歳児が2年経ってどうなったか
ドッツカード、やってみたいけど効果があるのか心配ですか?
ドッツカードについては、世の中いろいろな意見がありますが、実際に取り組んだ成果に勝るものはないですよね。
この記事では、ドッツカードの効果について詳しくご説明したいと思います。
記事の後半では、4歳からドッツカードを始めた6歳児が2年経ってどうなったかということについてもご説明しているので、ぜひ最後までお読みください!
ドッツカードとは
七田式のホームページでは、ドッツカードについて、次のように説明されています。
カードにある点を、英語で「ドッツ(dots)」と言います。この点がランダムに印刷されたカードを「ドッツカード」と呼びます。このカードをお子さまの目の前で見せてあげることで、数の力を伸ばすことができます。
簡単に言うと、数字の代わりに点(ドッツ)が印刷されたカードを、数字を読み上げながら、フラッシュする(子どもの前で高速でめくって見せていく)ものです。
見せるときに大事なことは、速く見せることです。なぜなら、速く見せることで、思考を介入させず、視覚的に働きかけるためです。
つまり、視覚を司る右脳を積極的に使うということです。
幼児期に右脳を使うことで、複雑な計算も簡単にできるようになるということです。
嵩の感覚が身につくことがポイント
右脳の活性化というと漠然としていてよく分からないですよね。
ここでの大事なポイントとしては、「数という概念をイメージすることができるようになる」という点です。
つまり、「嵩の感覚が身につく」という点がポイントです。
数というのは、意味合いであると同時にイメージです。
例えば、「1」というのは、「1つある」という意味であると同時に、「1というボリーム」、つまり「嵩」として捉えることができます。これがイメージということです。
ここがとても重要です。
つまり、算数というと、ひたすら筆算の練習をしたり、九九のように記憶するものと感じている人もいるかもしれません。
しかし、足し算を例にすれば、「1+1=2」というのは、「1つと1つを合わせると2つになる」という意味合い、あるいは論理であると同時に、ボリューム(嵩)としてイメージすることができるものです。
この嵩の感覚を持つことが非常に大事です。
そうしないと、算数が単なる記憶になってしまうからです。
この嵩の感覚を身につける上でドッツカードが非常に重要と考えています。
しかも、この感覚を身につける上で、なるべく早く始めることが有効です。
この点については、別記事でご紹介していますので、興味のある方はご覧いただければと思います。
嵩の感覚を身につけると計算が記憶にならない
嵩の感覚を身につけることで、計算は、「訓練」や「記憶」ではなく、イメージになります。
「1たす1は」と聞くと、頭の中に数のイメージが思い浮かぶわけです。
これは九九を例にすると分かりやすいと思います。
「くくはちじゅういち」と聞くと、文字通り、頭の中に、9のまとまりが9つイメージされるということです。
もう一つイメージということの例を挙げましょう。
繰り上がり計算を例にすると、「8たす6は」と聞くと、頭の中に、8つと6つがイメージされて、即座に14だと分かるということです。
8たす6くらいであれば、記憶してしまっていたり、繰り返しの訓練によって即答することもできるかもしれません。
例えば、さくらんぼ計算のやり方であれば、まず、10を作るために、6を2と4に分けて、最初の8と2を足して10を作り、合わせて14になるという計算を瞬時にすることもできるでしょう。
しかし、嵩の感覚が身についていると、そんな面倒な計算をしなくても、8と6は14になるわけです。
ドッツカードの効果
さて、ドッツカードの主な効果についてご説明してきましたが、より具体的には、2つの効果があります。
計算が早い、暗算ができる
ドッツカードの効果として、ドッツの集まりを見て、感覚的に「大体何個」ということが分かるようになります。
これが嵩の感覚が身につくということです。そして、この感覚が身につくと、計算が早い、頭の中でイメージできるので暗算ができる、というところに結びついていきます。
空間認識ができるようになる
もう一つの効果として、空間認識ができるようになるという効果があります。
これは、全体を把握するという能力です。
ドッツカードでは、高速でドッツカードを見ることによって、一つ一つのドットを見るのではなく、全体を一瞬で把握する能力が身についてきます。
これによって、空間認識能力が高まるのです。
この能力はスポーツでも大事な能力です。
例えばサッカーで、ボールをどこにパスすべきか、どこへ動くべきかというのは、全体を把握できていないとできないことだからです。
4歳からドッツカードを始めた6歳児が2年経ってどうなったか
さて、タイトルの4歳からドッツカードを始めた6歳児がどうなったか、です。
結論から言うと、小学1年生で習う「量」や「図形」の問題はスラスラ解けました。
具体的には、くもんの小学ドリルの算数の「数・量・図形」のドリルは問題なく解けます。特に量や図形の問題はパッパッパッと解いていく感じです。
「量比べ」などは、感覚で答えが分かってしまう感じです。一瞬で判断してしまうので、親の方が驚いてしまうくらいです。
これは、嵩の感覚が身についているからこそであり、まさしくドッツカードの効果です。
最後に
最後に今回の内容をおさらいしますと、
- ドッツカードは嵩の感覚を身につけることができることがポイント
- 嵩の感覚を身につけると、計算が記憶にならない
- なので、計算が早い、暗算が得意になる
- さらに空間認識能力が高まる
- 4歳からドッツカードの取り組みを始めた6歳児は量や図形の問題がスラスラ解けてしまう
いかがでしたでしょうか。
計算能力の基礎は記憶ではなく嵩の感覚です。その育成のためにドッツカードは効果的ということが分りました。
ドッツカードの取り組みはなるべく早く始めた方が効果的です。
ドッツカードを始まるか悩んでいる方に、この記事が参考になれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました!
【キッズテニス】6歳児にイエローボールを使う?
テニスといえば、イエローボールですね。
でも、6歳児のテニスでもイエローボールを使うのでしょうか?
この記事では、イエローボール以外のキッズやジュニア用の3種類のボールについてご説明します。
また、イエローボールとその他のボールのどちらが良いのかということについてもご説明したいと思います。
ぜひ最後までお読みください!
キッズ・ジュニア用のボールの種類
キッズ・ジュニア用のテニスボールは、3種類あります。
レッドボール、オレンジボール、グリーンボールの3種類です。名前のとおり、色が違います。
年齢や体の大きさなどによって、レッドボールから順にオレンジボール、グリーンボールとレベルが上がっていきます。
このボールの種類は、国際テニス連盟(ITF)の子ども向けのプログラムである「プレイアンドステイ(PLAY+STAY))」に基づくものです。
では、それぞれのボールの種類について見ていきましょう!
レッドボール
レッドボールの直径は7.1センチから8.0センチと大きめです。年齢の目安は、3歳から8歳です。
イエローボールと比べると反発力が75%減となっており、飛びすぎてしまったり、高くバウンドしにくいのが特徴です。
このため、ラリーが続けやすく、テニスが初めてのキッズ・ジュニアでも、すぐにラリーができる子もいるほどです。
テニスの基本は楽しく!
レッドボールであれば、テニスを始めたばかりでもラリーの楽しさを味わえるのがポイントです。
オレンジボール
オレンジボールの直径は6.3センチから6.5センチです。年齢の目安は7歳から11歳。小学生が使うイメージです、
イエローボールと比べると反発力が50%減となっています。
あまり弾まないので、キッズのクラスでもオレンジボールを使っているスクールもあると思います。
グリーンボール
グリーンボールはの直径は6.3センチから6.5センチと、オレンジボールと同じです。
年齢の目安は8歳以上です。
イエローボールと比べると反発力が25%減となっており、イエローボールのフィーリングにかなり近いボールです。
ただし、イエローボールの打球感よりも軽さがあるので、小学生でも扱いやすいのが特徴です。
グリーンボールまで来ると、イエローボールを使う方が実践的ではありますが、基礎固めをしっかりやっていく上で、グリーンボールでの練習を重視しているスクールもあると思います。
イエローボールを使うべきか?
キッズでもジュニアでも、公式な試合となれば、基本はイエローボールです。
ですから、早い段階でイエローボールに慣れさせるという考え方もあると思います。
これは、スクールによっても考え方が違います。
いわゆるキッズのクラスでもイエローボールを使うスクールもあります。
ただ、PLAY+STAYも、効率的・効果的にイエローボールまでたどり着くためのメソッドであることは承知しておいた方が良いと思います。
それぞれ、メリット・デメリットがあることを理解して、子どもが通っている(通おうとしている)スクールの方針を確認しましょう。
この時に注意したいことがあります。
それはラケットです。
子ども用のラケットは多くはアルミ製です。
アルミ製は軽くて扱いやすい、安価という特徴がありますが、イエローボールを打つには子どもの負担が大きいです。
スクールでイエローボールを使っているようであれば、グラファイト製のラケットについても検討すると良いと思います。
なお、23インチ以下のキッズ・ジュニア用となると、バボラかヘッドのものになると思います。コーチやテニスショップのスタッフと相談して決めるのが良いと思います。
まとめ
最後に、今回の記事の復習です。
キッズ・ジュニア用のボールには3種類あります。
多くのスクールでは、子どもの年齢などに応じて、レッド、オレンジ、グリーンのいずれかを使っていると思います。
スクールでどのボールを使っているのか確認しましょう。
スクールによってはイエローボールを使っている場合もあります。
この場合、アルミ製のラケットでは子どもに負担がかかるので、グラファイト製のラケットの購入を検討すると良いと思います。
なお、自宅でテニス練習するときは、今回取り上げなかったスポンジボールが扱いやすいです。
レッドボールも結構使えますよ!
最後までお読みいただきありがとうございました!
【英語多読】その多読は間違い!1分間に150文字読めていますか?
英語がなかなか上達しない。
そんな時に、英語の多読に辿りついた方、目からウロコと感じたに違いありません。
でも、気を付けてください。
漠然と多読を続けていても、効果があがらないからです。
この記事では、多読の正しいやり方についてご説明します。
ぜひ最後までお読みください!
目指すは英語の論文をスラスラ読めるレベル
大事なことは、到達したい英語力を明確にすることです。
英語の日常会話程度で良いのか、あるいは英語の論文をスラスラ読めるようになりたいのか。
まずは、具体的な目標をしっかり持つことが大切です。
この点、英語の多読は、一つの正しいやり方です。
留学しなくても、多読によって英語を身につけることができます。
ただし、正しい方法で多読することが条件になります。
では正しい方法とは?
この記事では、英語の論文をスラスラ読めるレベルを目指して、正しい多読の方法について考えてみたいと思います。
英語の多読は、英語を身につけたいと思う人にとって、完璧な解決策のひとつです。
しかし、誤解している人も多いのが多読です。
正しい多読の方法
正しい英語の多読学習法とは、
- 大量の英語を
- ネイティブのスピードで
- 音読していく
作業になります。
この3つのポイント、初めて聞く人もいるかもしれません。
実際、たくさんの人が多読について説明をしていますが、この一番大事なポイントを説明をしていないことが多いです。
その理由をご説明します。
正しい多読を理屈で理解する
まず、多読の前に、「精読」について説明します。
精読とは
精読というのは、多くの人がやっていると思われる、英語リーディングの方法です。
つまり、分からない単語が出てきたら、いちいち単語の意味を調べながら読むというものです。
が、これは、根本的に間違いがあります。
具体的には、英語に対する理解の仕方が間違っています。
英語は、ある程度のまとまり、かたまりごとに理解します。
そのためには、一気にそのまとまりやかたまりを認識する必要があります。
精読は、この真逆です。
部分部分でしか英語を見ていないので、まとまりやかたまりを認識することができません。
したがって、英語を理解することができません。
多読の三原則とは
英語を身につけるためには、英語を「かたまり」で捉えていかなければなりません。
このため、ある程度のスピードが必要になってくるということです。
なので、多読では、「単語の意味が分からなくても一定のスピードで読み進める」ということが最も重要になってきます。
多読の三原則というのがあります。
- 辞書は引かない
- 分からないところは読み飛ばす
- 合わないと思った本は読まない
しかし、これを間に受けてしまうと、多読で失敗します。
大切なことは、なぜこの三原則が出てくるのか、その理由を理屈で納得することです。
そこを理解して取り組まないと、多読の意味がないからです。
一定のスピードで読むために「簡単」な文章を選ぶ
先ほど、大切なことは、一定のスピードで読むことだと書きました。
一定のスピードで読み進めていくために、大事なポイントがあります。
それは、「簡単」であることです。
簡単かどうかは、読み手の英語のレベルによりますが、辞書なしで読める程度に簡単な文章でなければなりません。
途中で分からない単語が出てきたら、そこで止まってしまうからです。
なので、読み手にとって十分に簡単な文章から読みましょう。
そして、読む時にはネイティブのような発音でスラスラと読むことが重要です。
分からない単語が出てきたら読み飛ばして構いません。大切なことは一定のスピードで読み進めることだからです。
スラスラ読めない文章は読み手にとって難しすぎます。
もっと簡単な文章にしましょう。
興味のある文章を読もう
そして、読みながら何となくでも意味が分かることが大切です。
興味の持てない分野の話だと、読んでも意味が分かりにくいですよね?
合わないと思ったら、すぐに別の文章に変えて構いません。
まとめ
以上が多読のポイントになります。
まとめになりますが、多読のポイントは、
- 大量の英語を
- ネイティブのスピードで
- 音読していく
作業です。
多読の説明をしている記事はたくさんありますが、多読の三原則のことしか説明しておらず、読むスピードのことや音読について説明しているものは少ないと思います。
多読は正しく取り組めば必ず英語を身につけることができます。
そのためには、三原則の裏にある理由をしっかり理解して取り組むことが必要です。
ぜひ、正しい多読で英語を身につけてください!