【英語多読】その多読は間違い!1分間に150文字読めていますか?
英語がなかなか上達しない。
そんな時に、英語の多読に辿りついた方、目からウロコと感じたに違いありません。
でも、気を付けてください。
漠然と多読を続けていても、効果があがらないからです。
この記事では、多読の正しいやり方についてご説明します。
ぜひ最後までお読みください!
目指すは英語の論文をスラスラ読めるレベル
大事なことは、到達したい英語力を明確にすることです。
英語の日常会話程度で良いのか、あるいは英語の論文をスラスラ読めるようになりたいのか。
まずは、具体的な目標をしっかり持つことが大切です。
この点、英語の多読は、一つの正しいやり方です。
留学しなくても、多読によって英語を身につけることができます。
ただし、正しい方法で多読することが条件になります。
では正しい方法とは?
この記事では、英語の論文をスラスラ読めるレベルを目指して、正しい多読の方法について考えてみたいと思います。
英語の多読は、英語を身につけたいと思う人にとって、完璧な解決策のひとつです。
しかし、誤解している人も多いのが多読です。
正しい多読の方法
正しい英語の多読学習法とは、
- 大量の英語を
- ネイティブのスピードで
- 音読していく
作業になります。
この3つのポイント、初めて聞く人もいるかもしれません。
実際、たくさんの人が多読について説明をしていますが、この一番大事なポイントを説明をしていないことが多いです。
その理由をご説明します。
正しい多読を理屈で理解する
まず、多読の前に、「精読」について説明します。
精読とは
精読というのは、多くの人がやっていると思われる、英語リーディングの方法です。
つまり、分からない単語が出てきたら、いちいち単語の意味を調べながら読むというものです。
が、これは、根本的に間違いがあります。
具体的には、英語に対する理解の仕方が間違っています。
英語は、ある程度のまとまり、かたまりごとに理解します。
そのためには、一気にそのまとまりやかたまりを認識する必要があります。
精読は、この真逆です。
部分部分でしか英語を見ていないので、まとまりやかたまりを認識することができません。
したがって、英語を理解することができません。
多読の三原則とは
英語を身につけるためには、英語を「かたまり」で捉えていかなければなりません。
このため、ある程度のスピードが必要になってくるということです。
なので、多読では、「単語の意味が分からなくても一定のスピードで読み進める」ということが最も重要になってきます。
多読の三原則というのがあります。
- 辞書は引かない
- 分からないところは読み飛ばす
- 合わないと思った本は読まない
しかし、これを間に受けてしまうと、多読で失敗します。
大切なことは、なぜこの三原則が出てくるのか、その理由を理屈で納得することです。
そこを理解して取り組まないと、多読の意味がないからです。
一定のスピードで読むために「簡単」な文章を選ぶ
先ほど、大切なことは、一定のスピードで読むことだと書きました。
一定のスピードで読み進めていくために、大事なポイントがあります。
それは、「簡単」であることです。
簡単かどうかは、読み手の英語のレベルによりますが、辞書なしで読める程度に簡単な文章でなければなりません。
途中で分からない単語が出てきたら、そこで止まってしまうからです。
なので、読み手にとって十分に簡単な文章から読みましょう。
そして、読む時にはネイティブのような発音でスラスラと読むことが重要です。
分からない単語が出てきたら読み飛ばして構いません。大切なことは一定のスピードで読み進めることだからです。
スラスラ読めない文章は読み手にとって難しすぎます。
もっと簡単な文章にしましょう。
興味のある文章を読もう
そして、読みながら何となくでも意味が分かることが大切です。
興味の持てない分野の話だと、読んでも意味が分かりにくいですよね?
合わないと思ったら、すぐに別の文章に変えて構いません。
まとめ
以上が多読のポイントになります。
まとめになりますが、多読のポイントは、
- 大量の英語を
- ネイティブのスピードで
- 音読していく
作業です。
多読の説明をしている記事はたくさんありますが、多読の三原則のことしか説明しておらず、読むスピードのことや音読について説明しているものは少ないと思います。
多読は正しく取り組めば必ず英語を身につけることができます。
そのためには、三原則の裏にある理由をしっかり理解して取り組むことが必要です。
ぜひ、正しい多読で英語を身につけてください!