子どもの集中力は15分。4歳児の学習(練習)時間を管理するのは親の役割か?
いわゆるタイムタイマーを買った。
目的は、4歳児の学習(練習)時間を見える化するためだ。
効果は劇的なものがあった。
子どもにとってというよりも、親が子どもの時間を管理する上での効果だ。
親にとっては気づきというべきかもしれない。
具体的には、子どもの集中力は、世の中で言われているとおり、15分が限界だと分かったことが大きい。
例えば、プリント学習をしているとき、(大人と違って)子どもは脱線する。
点つなぎプリントをやって、さくらんぼの絵が出てきたとする。
作業としては終わったのだから、「頑張ったねー。次のプリントやろうか」と言ってもいいが、子どもが色を塗りたがって、「脱線」してしまうこともある。
子どもは(少なくとも我が家の4歳児は)この脱線が好きで、親が「色塗ってみようか」などど言わなくても、勝手に色を塗り始める。
子どもにとっては塗り絵のようなもので、自分で頑張って書いたさくらんぼに色を塗りたいのが自然ではないかと思うし、親としては、せっかくの(創作)意欲を削いでしまうのもどうかと思ってしまう。
しかし、プリント時間は永遠にではない。
そして、子どもの集中力も永遠にではない。
脱線が続くと、本業に復帰するのは難しくなる。
それでも、プリントやパルキッズのオンラインレッスンはまだましである。
問題はピアノだ。
脱線が続き、15分を過ぎてくると、いよいよ本業(ピアノ)に復帰するのは困難になる。
15分を過ぎたら、時間を置いて仕切り直すのが賢明なように思う。
実際、30分に挑戦したときは大失敗だった。
その時は、子どもが自分で30分と設定したので、物は試し、やらせてみることにした。
脱線が続き、30分に近づいたころ、「時間もないから、おうただけやって終わりにしようよ」と言った瞬間である。
わわわわー!と泣き叫んだ。
限界だったのだ。
子どもが30分と設定したにしても、可哀想なことをしたと反省した。
そして、意を決して、タイムタイマーを買った。
タイムタイマーは、本来は子ども自身が時間を管理することを想定しているのかもしれない。
しかし、我が家にとっては、15分という時間を親子で共有できるところが、一番大きい。
15分間集中してピアノをやる。
脱線しても、「15分だけ頑張ろう」と目安を伝えることができる。
タイムタイマーを買って、まだ日は浅いが、子どもも「時間まだある?」と気にするようになってきた。
これはすごい効果だと思う。