ふと、“かけ流しだけでいいのかな?”という思いが胸に浮かびました。英語の音を聞かせ続けてきたけど、それが「読める力」につながっているかどうか、自信を持てない時期がありました。
そんなときに読んだパルキッズ通信の特集「パルキッズで入力 “は” しました。で、その後は?」は、まさに私の疑問に答えてくれるような記事でした。インプットを続けてきた子どもに、次に必要なステップ──“読み”を育てるための思考や工夫を語っていて、心に響きました。
今日はその記事をベースに、自分の子育てにどう接続できるかを「教育日記」として綴ります。
(出典:船津洋『パルキッズで入力 “は” しました。で、その後は?』パルキッズ通信 Vol.330(2025年9月号))
1|“入力”とは、英語を耳にすることから始まる
特集の主題は、“パルキッズで入力”の次を意識すること。
“入力”とは、英語の音をたくさん聞くこと。かけ流し、朗読、音声教材などで、英語を日常的に耳に入れることの重要性を再確認できます。
多くの家庭がこの段階で立ち止まりがちですが、記事は「入力だけでは不十分。読めるようにする“最後の仕上げ”」へつなぐ必要性を説いていました。
2|なぜ「読める力」が次の課題になるのか
「入力」段階では、子どもの耳に英語の音は入ります。しかし、英語を音声として聞くだけでは、文字との対応が伴わないため、「読む」段階に進むときに壁ができます。特集では、このギャップを埋めるための考え方が語られています。
たとえば、「子どもが口にしない」「読む材料が与えられても活用できない」など、読みの定着が進まない事例が挙げられていました。こうした壁を乗り越えるには、音声だけでなく文字との対応パターンを少しずつ導入することがカギだと感じます。
3|読みが育つまでの段階と対応策
記事では、幼児が読みを習得する過程を意識しながら家庭でできる対応策も示されていました。主なポイントは以下です。
- 絵本の暗唱:音と意味を結びつけ、文字に入る前の準備をする
 - フォニックスやライミングの導入:音と文字の対応を意識させる
 - サイトワーズ導入:頻出単語を認識できるようにして読む土台を築く
 - 少しずつ読む素材を取り入れる:無理のないレベルで読書に慣れさせる
 
これらを意識的に進めていくことで、入力から読めるフェーズへと橋をかけていくことができそうです。
4|親として意識したい視点
この特集を読みながら、親として特に意識したいと思ったことがあります:
- 焦りすぎない姿勢:読めるようになる時期には個人差がある
 - 入力を軽んじない継続性:音のインプットを止めないこと
 - 読めないことを否定しない声かけ:読みの過程を受け止めて尊重する
 - アウトプット機会を意識的につくる:読んだものを話す・書くなど少しずつ動かす場を設けたい
 
これらの視点を大切にできれば、子どもの読みへの成長が伸びやかになると思います。
私がやってみたいこと
この特集を受けて、私が家庭でまず試してみたいことは:
- 絵本暗唱+文字対応を意識する時間を設ける
音だけでなく、文字と音を結びつける刺激を少しずつ取り入れたい。 - 簡単なフォニックス・ライミングごっこを遊びに取り入れる
遊びの延長で、音と文字の関係を感じられる場をつくってみよう。 - 読める素材を少しずつ増やしてみる
絵本や簡単な英語カードなど、「読む」練習に自然につながる素材を取り入れたい。 
「入力を制するものは読みを制す」という言葉が心に残りました。長い道のりですが、焦らず、楽しみながら少しずつ読みの世界へ橋を架けたいと思います。